「ほしのこえ」 大場惑
『一五歳のミカコだよ。ね、わたしいまでも、ノボルくんのこと、すごくすごく好きだよ。』
新海誠が原作のアニメを小説にしたやつ。
15歳のミカコにしてはそぐわないような言葉を使ってしまっていて、ん?と思う。主観年齢とか。
ミカコが徴用されているのを言うシーンは最終兵器彼女に似てるなーと思う。いい意味で。
再開したときに、もっとカタルシスがあるかと思ったら、めちゃくちゃあっさりした終わり方だった。
もっと克明に描けばいいのに。
超遠距離恋愛。
時を超えて好きでいるということ。
新海誠の後書きがかなりいい。
声を届ける。
声を届ける立場に。
誠実さに胸を打たれる。
友達からも親からも聞くことができない大切な声。
今よりも強く、深く、手に触れられそうな、憧れや不安